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かつて誰もが憧れた「居候キャラクター」 

作品名:
のらみみ
著者:
原一雄
雑誌名:
月刊「IKKI」(小学館)
初出:
2003年 第13号



生活を共にし、日常をユカイに演出してくれる愛すべき異分子である「居候キャラクター」。
それらは「キャラ」と呼ばれ、世間にあふれかえっている時代のお話。
 「キャラ」の種類(タイプと呼ばれる)は多種多様。ヒト型・動物型・オバケ・ロボット・・・etc。
子供を持つ親は、居候キャラ紹介所を通し、自分の子供にふさわしい「キャラ」を選ぶ。
 そして選ばれた「キャラ」はその家庭に居候することとなり、子供のパートナーとなって日常をユカイに演出する・・・。

 見かけは小坊主(実はカミナリ小僧)のキャラである、のらみみは不人気のため居候先が見つからず、紹介所である「ハローキッズ59号店」にて修行中。
 のらみみの周りで起きる、紹介所のトラブル。子供たちと暮らす様々なキャラの日常、楽しいことや辛いこと、出会いや別れ。
いろんなドラマが詰まった少し不思議な世界のハートフルコメディ





設定が非常に秀逸。要は、かのドラ○もんやオ○Qといった
キャラクターが、実際に存在して、仕事として子供のために
居候してくる世界です。

「キャラ」は紹介所(ハローワークみたいなものです)に
自分を登録する。こどものいる家族も同様に条件を入力し
紹介所に登録を行う、その後に紹介所のスタッフ(人間です)が
キャラに条件の合う物件を紹介する。

というシステムになっています。

紹介所は「居候安定法」に基づく業務を行う民間業者。となっており、微妙なリアルさが面白さを引き立てます。

上記に「仕事として」と書いていますが、キャラたちは、
心から子供たちと暮らしたいと思っていまして
(ちなみにキャラ達からの一番人気はドジでメガネの一人っ子)、
そこがまた感動を誘うシーンを作り出します。

ギャグ中心の話も面白いのですが、そのギャップが
心地よかったりします。

話の中で、担当の子供が中学生になると「キャラ離れ」をする
という規約があり、それにまつわる別れのエピソードには
感動させられてしまう方も多いかと。


個人的なおすすめは、「居候カリキュラム」(単行本2巻収録)です。
本作は第○○回という肩書きは無いのですが、14作目の作品です。

年配のコアラ型キャラ「マスターコアラ・蒲公英(たんぽぽ)」さんと共に暮らす小学6年生の「シンジ朗」との話です。

このキャラは、担当した子供を非常に厳しく育て
(それゆえ父母からはかなりの人気)、シンジ朗もキャラを普通なら呼び捨てにするのが多い中、「師匠」と呼び、慕う関係にあります。

中学校入学を目前に控え師匠との別れが近づいてきます。
小学校の卒業式が終わった後、厳しかった師匠から免許皆伝と
認められ、「これまでずっと忙しくて遊んでやれんかった。
最後におまえの好きなことに付き合おう。」
と言われた後にシンジ朗は・・・。
今まで冷静で利発的だったシンジ朗が最後に
感謝の言葉を発するシーンは泣きそうになりました。

「感動してください」というつもりではありませんが、
一読の価値のある作品だと思います。






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[ 2007/03/20 23:12 ] [書評(漫画)]のらみみ | TB(0) | CM(0)










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