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「この宇宙はDNAで満ちている」 

作品名:
宇宙家族ノベヤマ

著者:
岡崎二郎
雑誌名:
ビックコミック(小学館)
初出:
2005年 第5号




 銀河宇宙の多くの場所から発信された「宇宙電波」を解読した後、それを元にした宇宙航法技術が実用化され、地球人がついに銀河宇宙への旅を決意した時代。 特定のDNA配列を持つ「メッセンジャー」として選ばれた小学生、野辺山翔太を宇宙電波の発信源である地球外生命の元に送るという国家プロジェクトが動き出す・・・。 旅で巡り会う様々な文明・様式・思想を持つ宇宙人。そこから描かれる人類とは、家族とは、またメッセンジャーとは。岡崎二郎氏による新感覚SFコミック


 作品冒頭で、翔太の父である野辺山雄一は内閣官房長官からプロジェクトの説明を受け、家族の参加・不参加は自由である。と伝えられる。彼は世間一般で言われている仕事人間、期限である5年間を宇宙で過ごせば、今まで築いてきた出世コースへの道も閉ざされる。   家族と共に宇宙に行くか、地球に残るかの選択をするシーンがありまして、まあこういうシーンはよくあるものですが、子供時分には間違いなく家族と共に暮らすのが正しいことだと思っていたのでしょうが、実際、自分が仕事をするようになると、絶対的にそれが正しい答えなのかと考えるようになりましたね。苦悩した結果、家族を選ぶ様子は印象に残ります。自分も年をとったと感じます。  全体的にはまとまった作品だと思います。他の作品である「国立博物館物語」や「アフター0」と違い様々なジャンルを扱っているわけではありませんが、知的生物の持つ倫理観については、なかなか考えさせられることが多いです。  個人的なおすすめは 第9話「侵略」です。宇宙人からの「他の文明をことごとく殲滅して勝ち残った者達に、愛他的な要素があると思いますか?」という問い。あなたならどう回答するでしょうか。 また集団への忠誠を行わせるためのシステムとしての「宗教」という考え方。作品の中で、宗教とは脳というハードウェアで働くソフトと描かれています。 詳しい内容は実際読んで頂くとして、自分が知る限りはなかなか面白い解釈の仕方だなあ、と思いました。
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