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カポーティ 

カポーティ原題:
CAPOTE
監督:
ベネット・ミラー
主演:
フィリップ・シーモア・ホフマン
製作年度:
2005年




『ティファニーで朝食を』で有名な、
トルーマン・カポーティの伝記映画。
ノンフィクション・ノベルという
新たなジャンルを切り開いた
彼の代表作『冷血』を書くまでの
6年間の模様を描いている。

カンザスで一家4人が惨殺される
事件が発生し、カポーティは
それを題材に小説を書こうと
現地へ赴くが・・・



何よりも君の死を恐れ、誰よりも君の死を望む。

この言葉が、宣伝文句として使われていました。
まさにこの映画を体現する言葉。
考えた人は凄いです。
この言葉で、私はこの映画を観たいなと思いました。

この作品で、主役のフィリップ・シーモア・ホフマンが
アカデミー主演男優賞を受賞したのも知らなかったし、
そもそも、トルーマン・カポーティの『冷血』を
知らない上に、彼の作品を一冊も読んでいない無学な私ですが、
この映画はとても良かったです。

以下、ネタバレ注意!
伝記映画なので、
派手なアクションもなく、
どんでん返しもなく、
淡々とストーリーは続いていきます。

最初の頃のトルーマンは、
小説を書くためなら、何でもやる
という、ビジネスライクな人物。

だから、被告人のペリー・スミスと
自分の好きな時間に面会するために、
檻房の所長を買収したり、
少しでも多くスミスから
事件のことを聞き出すために、
弁護士を雇って控訴させ
死刑を延期させたりするのも平気。

担当刑事に、小説の題名の『冷血』は
君のことを言ってるのか、
それとも、犯人のことを言っているのかと
聞かれるほど、冷徹に徹しています。

ところが、面会を繰り返すうちに、
スミスを利用しているはずが、
彼に親愛の情を持ち始めている自分に
苦悩するようになるトルーマン。

スミスがついに絞首刑にされるという時、
彼に請われて、トルーマンが面会に現れます。
小説を完結させるためには、
死刑を早く執行して欲しいと
あんなに望んでいたのに、
いざスミスを目の前にすると、
トルーマンは涙を流すのです。

罪のない人を4人も殺した殺人者で、
絞首刑になるのも当然なのだけれど、
観客に涙を流させてしまうのは、
トルーマンの演技が真に迫っているからなのかも。

惨殺された一家4人の死体を見て、
「あまりにも酷いものを見ると心が安まる」
と言っていたトルーマンですが、
スミスが絞首刑になる瞬間を見て以来、
彼は一冊の本も完成させることは
出来なくなってしまうほど、
衝撃が大きかったのだと思うと、
最初の頃の冷血さも、どこか虚勢だったのでは
ないかと思ったりもしました。


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[ 2008/11/05 15:08 ] [感想]映画 | TB(0) | CM(0)

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